ゴキブリ、蚊、ハチ、ハエ、カメムシ……出来れば自宅に来てほしくない虫は数多いですよね。
不衛生だったり危険だったり、場合によっては病気を運んでくる事もあります。もちろん、ゴキブリが家に突然出るとびっくりして心臓に悪いですよね(笑)
今回はこういった虫に出来るだけ遭遇せずにすむ部屋探しを重視するかたのために、注目したらよい条件を紹介します。
高層階なら虫が出ない?
『5階ならゴキブリが来ないよ』
『10階なら蚊は上がれない』
『25階なのにハエが入ってきた!』
リアルでもネットでも、偶に上がる話題ですが、実際の所はどうなんでしょう?
結論から言うと、残念ながら、タワーマンションの上層階であっても、虫が来るときは来ます。
周辺環境に影響される要素が大きいので、◯階以上なら絶対に虫が出ないと断言することは出来ないでしょう。
人が住む場所は食べ物と水が必ずあります。虫も同様で、水と食べ物があれば、かならず来ると見て間違いありません。
それでも虫が入ってこない部屋に住みたい!
以下、虫と出来るだけ縁の遠い家に住みたい人向けの、部屋探しの参考になる要素を紹介しますので、ご参考になれば幸いです。
5階以上の高さを選ぶ [効果予想: ★★★★★]
30階でも40階の高さでも、虫が来るときは来ます。
しかし、羽が生えている虫であっても、ひとっ飛びで上がれる高さは大体地上3階程度までと言われています。よって、少し余裕をみて5階以上の高さなら、それより下の階よりは、虫が上がってくる可能性はぐっと下がるはずです。
虫との遭遇確率がゼロになる事はありませんが、階層が高ければ高いほど確率は下がるのは間違いありません。
バルコニーが無法地帯になっている部屋のあるマンションを選ばない [効果予想: ★★★★★]
マンションの外からみて、1件だけバルコニーで防災的にも危なそうな規模で自由に植物を育てていたり、いわゆる『ゴミ屋敷』である事が見て取れるような、荒れた家があるマンションは避けましょう。
どんなに高層階であっても、下から登ってきた虫がその家にある植物やゴミを拠点に高層階にも行動範囲を広げることでしょう。
特にゴミ屋敷には注意しましょう。その家に大型のスズメバチが巣を作り、周辺住民が洗濯物を外に干せない様な自体になってしまう事例もあります。
こういった入居者の居る物件は管理面でも不備が多い事があるので、全般的におすすめしません。もちろん、そういった建物と隣接している物件も同様に避けるべきです。
ぜひ内覧の際にご注目ください。
木造住宅を避ける [効果予想: ★★☆☆☆]
5階以上なら虫の繁殖のしやすい木造では、ほぼ建築出来ません。よって、あえて紹介する事はないかもしれませんが、虫と遭遇をしないことを第一とする場合、やはり木造住宅は避けるべきです。
『鉄骨を食べる虫はいませんが、木材を食べる虫はいます』これ以上言うことは無いでしょう(笑)
飲食店が近くある物件は避ける [効果予想: ★★★☆☆]
特にマンションの一階にだったり、隣接している建物に飲食店のある建物は虫が寄ってきます。
清潔に運営されている店なら、ある程度低減できるでしょうが、やはり飲食店1店あるだけで、一般家庭の何倍もの生ごみがそこに発生することになります。
自宅の直ぐ側に飲食店があるのは、とても便利ですが、特にゴキブリやハエ、蚊と遭遇したくない場合は重視すべきです。
ゴミ捨て場にロータリードラムのあるマンションを選ぶ [効果予想: ★★★★☆]
ロータリードラムは、大型マンションに多い便利な施設で、24時間ゴミを出す事ができます。
通常のゴミステーションと違い、ロータリードラムに入れられたゴミは、密閉された空間のなかで圧縮、粉砕、消臭されるので、虫の繁殖するチャンスをマンション全体規模で大きく減らします。
もちろん『24時間のゴミ出し対応』も魅力的なポイントではないでしょうか。
築浅物件は……? [効果予想: ★☆☆☆☆]
これはそれ程効果がないのではと考えています。
完全な新築時は虫もゼロでしょうが、人が住みはじめると、虫も直ぐに住み着くはずです。
新築物件は管理状態も見えにくいので、よほど新築にこだわりがない限りは、避けた方がメリットが大きく見える面もあるのではないでしょうか。
自然のある場所を選ばない [効果予想: ★★★☆]
普通、『自然の多い立地』と言えば、環境の良いイメージを持ちますが、虫の発生に関して言えば、マイナスポイントです。
マンションの直ぐそばに山や森や川、緑の多い公園があると、そこから虫は来やすいです。
「自然」とは少し違いますが、田んぼや畑も虫の発生しやすい要素になります。
植物を育てない [効果予想: ★☆☆☆☆]
前の項目と似た要素になります。
バルコニーで育てる植物でも、室内の観葉植物でも、どうしても育てていると虫が湧きやすいです。
ただ、自宅で育てている植物によっていくる程度の虫なら、妥協出来る人も多いかもしれません。
なにより、自分が育てていなくても、他の入居者が育てている可能性は高いでしょうから、あまり一人で気遣っても仕方ないでしょう。
ペット可の物件を避ける [効果予想: ★★☆☆☆]
ペットがいると、どうしても虫が寄って来やすいです。
特に犬は散歩の際に外に出るでしょうから、そこから知らずに持ち帰ってしまう可能性がぐんと上がります。そういった面ではペットのいない建物だと虫が来る機会を減らす一助にはなるでしょう。
なお、分譲貸し物件では、マンション全体としてもペット可で、その分譲貸しの部屋のみ、ペット不可の条件となっている事がありますので、注意が必要です。
まとめ。虫と無縁の生活には、数多くの妥協が必要なので、ほどほどがおすすめです
いかがでしょうか?
ここまで挙げた条件を全て満たすのは、なかなか難しいように感じられたのではないでしょうか?
おそらく、これらの条件を完璧に近い形で満たすには、自然の少ない都心部の中心に建つ、最新設備の揃った清潔なタワーマンションの超高層階でもない限りは難しいでしょう。
もちろん、そういった物件の家賃はかなり高額になります。
しかし、不動産管理24では、お客さまが虫と遭遇する可能性を減らせる部屋をご希望ならば、ご予算に合わせて、出来る限りそのお手伝いをしたいと考えています。
また、契約後に家財を運び込む前にできるゴキブリ・害虫対策も紹介しています。
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