不動産業界の営業マンになるとみなさんが一番心配しているのが【ノルマ】についてだと思います。実際どのようなノルマが課されているのか調べてみました。
不動産の中でも賃貸、売買、投資用、新築販売。と様々な種類があるので、【ノルマ】もそれぞれあるようです。
賃貸営業ですと月50万円や80万円、100万円など会社によって違いがあり、繫忙期になると上乗せされる会社もあります。
売買仲介の営業になると月3件や5件、多いところでは10件なんていうところもあるようです。
投資用の営業では売買仲介と同じようなノルマが課されるそうです。
新築販売では自社物件限定の会社ですが、月に1件や2件というのが多いようですね。
賃貸営業では契約件数ではなく、金額を設定されている会社が多いようですが、それはなぜかというと、賃貸物件の契約をすると会社としての売り上げが平均すると10万円程(大阪市内)になるのですが、物件により金額は様々で、5万円程度の売り上げしかない物件や、20万円以上の売り上げの物件。と様々な設定がされているので、件数ではなく、金額でノルマを設定されているようです。
その他の営業では1件当たりの手数料が数十万円になることから契約件数がノルマとして課されているようです。
このノルマ設定は実際厳しいのかどうかですが、賃貸営業の場合、仮に1件の手数料が8万円とします。8万円の手数料で50万円の売り上げを確保するには月に6件以上の契約が必要になりますよね。6件の契約をするとなると、1週間で1件若しくは2件の契約が必要です。毎日お客様を案内出来るような人気の賃貸店舗だと難しくないでしょう。ですが、あまりお客様の来店の無い店舗での営業となると厳しいです。お客様に来店して頂き、内覧し契約をして頂くお客様の割合は6~8割程度となります。ですので、月に10人以上のお客様からの反響を得る必要があります。
どうでしょうか?難しく思いますか?お客様の要望に合う物件があればクリアすることは難しくありません。お客様からいかに信用してもらえるかにかかっています。
売買の場合のノルマに関しては、賃貸以上にお客様からの信用問題が大事になり、一般のお客様にとっては人生で一番大きな買い物になることから厳しいのではないか。と考えております。もちろん難なくノルマを毎月クリアする営業マンばかりの会社もあるでしょうが、波があるものではないでしょうか。新築販売会社などでは展覧会でお客様を不特定多数に来てもらい数百名規模の中からやっと契約を頂く。ようなこともありますので、厳しいのが現実ではないでしょうか。投資用のテレアポ会社では相手にしてくれないお客様も多いでしょうから厳しいでしょう。
結果、不動産営業マンの【ノルマ】はクリアするのが難しいものと考えております。ノルマのない会社が増えてきているようですので、そちらを選択するのもありかもしれません。ノルマがある方が仕事を覚えるのは確実に早いですし、自身のスキルアップにも繋がりますが!ここは個人の考え方の差が大きいですね。