リフォームとリノベーションの違い
リフォーム
老朽化した住宅を新築時のような綺麗な状態に戻すことを指します。
賃貸不動産では「現状回復」とよく言われる物で、たとえば、元々100%の状態だった物件が、使用と経年により、70%に下がってしまったとします。
これを100%に戻す行為がリフォームとなります。
ただ、実際は、「リフォーム」と言いながらも壁紙がおしゃれな物に張り替えられたり、システムキッチンの換装が行われるなどで、元の状態よりも付加価値がついて70%→105%くらいになっている事も多いですが、これくらいだと「リフォーム」の範疇として指される事が多いです。
リノベーション
リフォームが100%に戻すための物に対し、リノベーションでは、70%→150%くらいに、見た目も機能も元よりも良くする事をめざす物になります。
工事により、リノベーション前よりも、間取りが変わる程、手が加えられている事が多いです。
広々とした空間づくりが行われる事が多く、たとえば、横並びの2部屋の間の壁と、天井のパネルを取り払うことで、開放的で広々とした1つ部屋が作られる事などがそれにあたります。
現代的でおしゃれな内装になるので、リノベーション後は「デザイナーズマンション」として扱われる事も多いです。
リノベーションの物件は家賃が高くなりやすいけど、魅力がいっぱい
なんとなく混同されがちなリフォームとリノベーションですが、新築の状態以上を目指すことから、当然リノベーションの方が多くの費用が掛かるので、その分同じ地域、築年数、間取りの物件に比べて家賃は高くなります。
しかし、元の建物の古さと、現代的な見た目と設備の合わさったリノベーション物件は、新築にはない魅力が盛りだくさんなので、価値を見出せると判断出来れば、魅力的な選択肢になります。
同じ地域の築浅物件と比べてお得かどうかを比較しましょう
リノベーション物件への賃貸入居を検討する場合、費用面の比較対象は、その物件と同じ地域、面積の築浅物件が第一になるでしょう。
リノベーション物件がマンションの一室だった場合、部屋の中は綺麗でも、マンションの共用スペースの廊下やエレベーターの状態が悪く、せっかく部屋の中が綺麗でも、全体的にはやや残念な印象になる事も少なくありません。
なので、通常の物件以上に実際に部屋を見に行った時に念入りに検討する必要が出てきます。
築浅物件のマンションは全体的に整っていますが、リノベーション物件のマンションは箇所により、かなり状態の差が大きくなりやすいです。
リノベーション工事を行う価値のある物件であると認められているポイントは大きいです
リノベーション物件は、ネガティブに見ると、建物の築年数が経っている上、家賃も高くなりがちな物件なので、築浅物件と比較して敬遠する方もおられます。
しかし、ポジティブに見れば、「住宅環境が良い実績があり、リノベーションを行えば、この先更に長い期間、快適に住んで貰えるだろう」との判断から、リノベーションが行われたと評価する事が出来ます。
残念ながら、世の中には新築物件であっても、とても住み辛い物件も数多くあります。
その点での実際に年月を経た住みやすさの実績のあるリノベーション物件は手堅い選択肢と見る事ができます。
不動産管理24はリノベーション物件も築浅物件も数多く取り扱いしていますので、実際にその物件に精通したスタッフのアドバイスを元に、お客様ひとりひとりにマッチした住宅へのご案内を目指しています。
ぜひ実際にご覧頂いて検討ください。お気軽にご相談くださいね(^^