電気、水道、ガスなどの現代の住居生活インフラに欠かせない要素のひとつが「インターネット」です。
最近はスマートフォンやモバイルルーター等である程度代替できてしまう人も多いですが、一定以上の利用を行おうとすると、やはり住居にインターネット回線が引かれているかどうかは大きな要素になります。
そんなインターネット設備ですが、不動産ポータルサイトで賃貸物件を探す際、条件検索部分に2種類のインターネットに関する項目があることをご存知ですか?
インターネット接続に関する2つの違いを理解しましょう
[Aパターン]インターネット回線が部屋に引かれている(「インターネット接続可」など)
インターネット回線は部屋に引かれているので、新たに特別な工事を行う必要は無い状態の物件です。
ここからインターネット・プロバイダにご自身で契約して開通させる必要があり、プロバイダ料金は自身で支払う事になります。
水道で例えると、水道管と蛇口はあるけど、蛇口をひねっても水が出ない状態でしょうか。
水を出すには、水道局に連絡をして開栓してもらう必要があります。
メリット
- プロバイダを自分で選べるので、用途にあわせて毎月の費用をおおむね安く済ます事ができる
デメリット
- 入居後、回線手続き完了まで数日間、インターネットに接続できない
- 入退去時の手続きに手間がかかる
[Bパターン]インターネット利用料が家賃に込まれている(「インターネット無料」など)
前者と違い、お部屋にインターネット回線が引かれている上、あらかじめプロバイダ等の設定が完了している状態の物件です。
同じく水道で例えると、開栓手続せずとも、蛇口を捻ると水が最初から出る状態をイメージしてください。
この費用は家賃に含まれているので、新たにインターネット接続費用を支払う必要がなく、少し手間が減る事になります。
メリット
- 手続きの手間が掛からないので、殆どの場合、引っ越したその日からインターネットに接続できる
デメリット
- 一般的に自分で選んだ場合のプロバイダ料金よりも多くの金額が家賃に上乗せされている事が多い
- ネット回線が不要になる事があっても、その部屋に住み続ける限り、ネット料金込みの家賃を支払続ける事になる
どっちがお得?
インターネットの利用スタイルによって、A、Bそれぞれのパターンによってメリットとデメリットが逆転します。
年単位で同じ部屋に住むつもりでかつ、月々の費用を安くしたいならAパターンでご自身でプロバイダ契約をするタイプの方がお得な事が多いです。
自分で選ぶプロバイダなら、例えば価格.comで行われているキャンペーンを利用する等すれば、かなりお得になりますよ(^^
そして、Bパターンはとにかく手続きの類の手間を減らしたい方にまずおすすめです。
Aパターンより支払い金額が多くなる事が多いのですが、物件によっては余分な費用が家賃に乗せられていないお得な物件も稀にあります。
そういったお得物件選びは、ぜひ不動産管理24にご相談くださいませ(^^
各不動産ポータルサイトごとの表記の違い
以下に、主な不動産ポータルサイトの物件検索条件の選択項目による違いをまとめてみました。
よろしければご参考くださいね。
プロバイダ | [Aパターン]ネット回線が部屋に引かれている | [Bパターン]ネット利用料が家賃に込まれている |
---|---|---|
SUUMO(スーモ) | インターネット接続可 | インターネット無料 |
Homes(ホームズ) | ブロードバンド | インターネット使用料無料 |
マイナビ | インターネット対応 | インターネット使用料無料 |
at home(アットホーム) | 光ファイバー(ADSL等は含まれません) |