昨今の新築賃貸マンションでは、必須設備となっている浴室乾燥機ですが、本当に必要かどうかを考えて頂きたいです。新築だけでなく、築古物件でのリフォーム工事をした後には、浴室乾燥機が設置されていることが多いです。

浴室乾燥機とはどんなことが出来るのか、そして必要なのか。記載します。


浴室乾燥機の機能

浴室乾燥機にはガス式と電気式の2種類があります。ガス式と電気式での違いは、設置時の工事費用とランニングコストになります。

設置工事費用は電気式の方が安くガス式の方がランニングコストは安いとされています。

機能としては、機種により異なりますが、多くの機種で出来ることは下記の4種類になります。


・乾燥

乾燥機能は、衣類乾燥と浴室乾燥と分けられている機種もあるようです。こちらは梅雨や台風の時期にベランダ等で洗濯物を干すことが出来ない際に利用する様です。嫌な臭いのつく、部屋干しを嫌う方にオススメです。花粉の多い時期にも花粉を気にすることなく乾燥させることが出来ます。

・暖房

こちらは浴室内と脱衣所等の温度差をなくし、快適に入浴する為に利用するようです。冬場に多いヒートショック(家屋内での温度差による身体への影響の事)を起こさないための予防にもなります。入浴前30分程度浴室内を温めてから入浴する事が望ましいようです。

・換気

浴室内は水分が多く、湿気が多いので、カビが発生しやすくなります。換気をすることにより、窓の無い浴室内の湿気を取り除くことにより、カビ対策にもなるようです。換気をする事により、浴室内を清潔に保つことが出来るようです。

・涼風

浴室内に扇風機代わりのように、涼風を送ることが出来るようです。こちらは、浴槽に浸かった後ののぼせてしまうのを予防出来るようです。(涼風とは冷房機能とは違います)


上記の4つの機能が使えるようです。

これらの機能を使いこなしている方は少ないのではないでしょうか?僕自身の周りで浴室乾燥機を設置している部屋に住んでいる人も多くいますが、聞くと使ってない。という人ばかりです。電気代が高いから使わないという方も居ましたが、使ってない人の方が多いようです。

個人的な意見としては、浴室乾燥機よりは、洗濯乾燥機の方が良いのではないかと思います。洗濯乾燥機なら、選択したものをそのまま乾燥させることが出来るので、楽なのではないでしょうか。

以上のことから、浴室乾燥機は必要ないのではないでしょうか。換気の機能だけあれば、他は必要ないような気がします。