大家さん自身での賃貸マンションへの客付はとても難しいですよね。ここに住みたいです!と言ってくれる人はなかなか現れるものではありません。そこで、だいたいの大家さんは客付やマンションの一棟を管理会社に任せることになります。
管理会社というのは、マンションの補修工事から、入居者の対応、空室の客付など、大家さんの負担を減らしてくれます。大家さん一人では出来兼ねる事も代わりにしてくれます。
ですが、管理会社によっては客付を全然してくれずに、補修工事をした。と工事代金の請求ばかりされ、安定した収入どころか、吐き出しばかりになる事があるようです。
このような状況になってしまった場合、どうすればいいのか、いくつかポイントを上げます。
①管理会社に連絡し状況確認をする。
②ネットなどを使い物件の空室情報を確認する。
③不動産屋に状況を確認してもらう。
④ほかの管理会社に連絡してみる。
⑤管理会社を変更する。
上記の5つのパターンを順番にしましょう。今まで管理を任せている会社に対して不信感が募ると客付をしてくれるのか。本当に必要な工事なのか。と疑心暗鬼になってしまいます。そのようなことにならない為にまずはしっかりと管理会社の担当と話をしましょう。物件自体が老朽化などにより賃料等の募集条件が厳しくなっているのかもしれません。大阪市内などでは新築物件が増え、新しい物件に住みたいと思う入居者が多くなっていますので、募集条件を変更することで客付しやすくなることもあります。
募集条件を変更しても客付が悪い場合には、管理会社が情報を流通させていない可能性が考えられます。自社限定募集を謳い文句にしていることも多く、募集していることを隠している場合もあります。このような場合には、ネットなどで物件の空室募集状況を確認します。この時、ネットに物件の空室情報が掲載されていない場合には、管理会社に連絡し広告掲載を可能にすることを勧めます。昨今はネット広告に入居希望者からの問い合わせが多く、募集窓口を拡大することにより客付の可能性が増大します。
ネット掲載をしても入居者が増えない場合は、管理会社以外の不動産屋に一度現状を確認してもらいましょう。空室情報を流通させていれば、他の不動産業者からでも空室の確認をすることは可能です。募集の条件等話をした時のまま流通させているのか。客付手数料など、不動産業者への報酬はどのような条件にしているのかを確認する事が必要です。条件に相違がある場合は訂正してもらいましょう。
それでも入居希望者が現れない場合、一度他の管理会社に連絡してみることも必要です。現状を話し今以上に客付をすることは難しいのか。など、任せている管理会社以外の会社からの意見も参考にします。
様々な戦略を実行しても客付されない場合には、管理会社によっては、一括借り上げ。と言う事をしている管理会社もあります。そちらに話をしてみるのもありです。一括借り上げというのは安定した収入を得る為の戦略です。このような事を提案してくれる管理会社であれば、大家さんは管理会社に対し、不信感を抱くことは無いのではないでしょうか。様々な戦略を考え実行する。管理会社は大家さんにいかに安定した収入を得られるか。を考え行動する必要があります。時には賃料減額など、大家さんにとって不利になる事も言われかねませんが、そこは戦略の一つだと思い、管理会社に任せることも必要です。
管理会社を変更するまでにもこの様に様々な戦略を考え、実行する事が必要な流れになっています。過去の賃料では入居希望者が現れないこともありますので、時代の流れに合わせた対応をしてくれている管理会社に任せる。という判断も必要です。
以上が管理会社の仕事ぶりをチェックする方法になります!