新聞の広告やポストに投函されているチラシの中には不動産業者の「部屋買います」や「土地買います」など不動産買取りに関するチラシも入っています。売る物件広告の場合もありますが、今回は買取りについて記載します。
なぜチラシを撒くのか
そもそも不動産業者がチラシを撒くのはどうなのでしょうか。近隣住民は店舗の存在を知っているでしょうから、チラシを撒く必要はありません。ですから多くの不動産業者は店舗前に広告用の資料を沢山掲載し、より多くのお部屋をみせることにより、お客様が来店しやすいようにしています。
ですが、これはあくまで賃貸物件がメインでの話になります。不動産を保有しているようなオーナー・大家様向けには買取りチラシを宣伝として利用しているのです。現在管理会社や付き合いのある不動産業者があるのを前提に「話を聞かせてもらえれば!」という不動産業者の気持ちを表しています。チラシを撒くことにより、以前より売却についての相談が増え、調子を上げた会社も多いと聞きます。
不動産業者の多くはオーナー・大家様と関係を築き、マンションの空室募集等から土地・建物の売買などの不動産取引をさせて頂ければと思っています。その為に、チラシを撒き、自社の事を知ってもらおうとしております。
本当に買取りしてくれるのか
チラシに、「全国どこでも無料査定・高額買取。」を謳い文句にしている会社が多いですよね。でも、実際に買取りしてくれる金額が高額買取なのかわからない、や本当に買取りしてくれるの?と心配になる方もいるでしょう。
不動産業者が買取りをする場合には2つのパターンが存在します。
1.自社で買い取る場合…その名の通り、不動産業者が自社で買取りをします。資産価値の高い物件や好立地の物件など、不動産業者が保有し運用するのか、よその業者に転売するかどちらかになるでしょう。
2.仲介で売却先を探す場合…こちらの場合は、不動産業者が自社で買取りをするのではなく、売却物件として、よその業者に買取りをして貰ったり、住居を探している方に売却する方法になります。自社で買取りをするのが難しい物件の場合や、価格が片井物件などにはこの方法が使われます。
買取りと聞くと、1番を思い浮かべますが、2番の場合もしばしばあります。売りたい不動産を保有しているオーナー・大家様だけでなく、高値が付いたら売りたい。と思っている方の要望にも応えられるようになっております。
このように買取りには2種類ありますが、チラシから不動産業者に連絡し買取りをしてもらう事は可能です。しかし、不動産取引には時間がかかります。即金買取りという広告は安く買おうとしているので注意が必要です。